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TOEICや英検の問題集、YouTubeのESL動画、アメリカのドラマなどの紹介

あれこれやってみること

いい方法だと思って続けていても、いつの間にかそれがマンネリになってくることがあります。長いようで短い三カ月という期間が一つの区切りのようにも感じます。

いい方法でも、新鮮さに欠けるというだけで最初ほどの威力をキープできなくなってきます。そうするとちょっと形を変えたりアレンジを加える必要があり、それによりまた、新しいものを取り入れるわくわく感から印象にも残りやすくなり、結局定着を促すことにもつながります。

基本的には何事も[コツコツ]が基本ですが、いい意味で脱線したり三日坊主になったり、も必要であると感じる今日この頃です。


例えば英語作文であれば、英語作文の音読、伝えやすい読み方(→話し方)へのアレンジ。

例えばフリートークであれば、それまで「通じればそれでいい」と指摘してこなかった細かい文法間違いの指摘と訂正。

例えば発音練習であれば、一つ一つの音、リエゾンや脱落を少々無視してでもイントネーション重視で大袈裟に表現(アクティング)。

例えばリスニング対策であれば、サマリー、ディクテーションに加え、リピートやシャドーイング。

そして、普段は英作文だったのにディクテーションをやってみたり、普段はフリートークだったのに発音練習もいれてみたり。


どれも一人で出来ることで、独学可能です。間違っているかをいちいち気にするよりはそんなことは無視して数をこなすことの方が大切です。

ただ、一人だと、何しろ寂しい。

出来ていても誰にも褒められず、スランプでも愚痴る相手もいない・・・その上、出来てない事を嘆いていても誰にも慰めてももらえません。

そんな時に誰かいると心強いものです。先生でもクラスメイトでも。




そういえば、筋トレでもそうですが、筋トレが先か、有酸素運動が先か、なんて議論があり、基本は筋トレが先だそうですが、出来る方からやる、という手っ取り早さで取り組む回数が増えるのであれば断然どちらが先かなど気にする必要はないと思います。

運動の前に食べておいた方がいいのか、後に食べた方がいいのか、これもよく議論されますが、その日によって予定が違いますから、食べられる時に食べればそれでいいんだと思います。(100キロ走る、とか100キロ持ち上げる、とかそんな極端なことをするほどのトレーニング量でもないので、何も飲まず食わずでもいつも全く問題ありません♪)

国の代表選手として活躍するような人は別として、一般人はそんなこと気にする必要ないのです♪

英語も同じ。細かいことは気にせず、ただただ手を変え品を変え、続けて行くことが大切。(中国語も同じ)












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日本の英語教育は成功していると思う時

大人英語を始めてみてつくづく感じていることがあります。大人の生徒さん達の大半は、学生時代は英語は苦手だったとおっしゃいますが、ちゃんと読めるし、例えばガールが女の子でボーイが男の子であることも知っています。

子供英語の場合は数字もアルファベットも知らないうちから関わる場合がほとんどなので、文章が読めるなんてことはまだまだ到底先の話で、それそのものが当面の目標であったりします。

日本では、義務教育である中学校から少なくとも三年間は必ず英語を学び、そして私の知る限りほぼ全ての人はそれでしっかり英語を読めるようになっていて、語順も怪しいながらもある程度は把握していて、しかも基本的な言葉はわかっています。


もっともそれをうまく使って話せるかどうかはまた別の話なのですが、少なくとも[蓄え]があるのでそれを土台にしたり、或いはうまく整理整頓することで取り出しやすくするだけで、ある程度の進歩を実感することが出来ます。

子供は土台の部分がまだありません。大人ならわかること、例えば女の子ならShe、男の子ならHeなんていうことも子供達にとっては初耳です。

大人の英語力はすごいな、と中学での英語教育の底力のようなものを実感しています。

そこから先、どうつなぐか、どう積み上げるかはまた人により違うんだけど、確実に土台は作ってもらえるという意味では中学に英語教育は捨てたもんじゃないなぁ、と思います。




英ナビ!(英検)の英文添削

試してみました。英検協会が提供する無料英語学習ツールの一つである英ナビ!のWT(英文添削)です。

私が書いたのは以下の文章です。(お題はホームタウン)

I have lived in Nara for twenty years.  I used to live in a different place but right after getting married I moved here.  Before moving to Nara I didn't know there were this many houses and this many people living here.  I had been believing that there were only deer and farmers in Nara.  For these twenty years I have discovered  many nice places with lots of green and clean air around my house. Althought I find too many tourists and their cars everywhere around Nara park on weekends, we still have nice quiet places left for us, local people. Deer in Nara park are not as adorable as I expected, but birds around my house are all so charming, swimming and hunting for fish all day long. Turtles just lying down to get some heat are lovely, too.  Except too many moskitoes, I love Nara over all.

そして早速採点してみたところ、オーガニゼーション、メカニクス、ボキャブラリ、スタイルは星3つ中星3つ(つまり満点)。コンテンツとグラマーは星2つでした。

まずまずの成績かと思いきや、[語彙レベル]のところでは「中1の語彙82.9%」と出ています・・・。ある意味わかっていたとは言え、自分の書く文章がいかに[簡単な言葉のみ!]で構成されているかを再認識させられました。
 
以前一度もっと短い文章をちょこっと試しに書き込んでみた時もやはり語彙の9割は中1レベル、と判定されていたと思います。

使える語彙の少なさを恥じつつ、中1レベルの語彙でよくぞここまで書けた、と誇らしい気持ちでいます♪(ちなみに、蚊の正しいスペルはmosquitoes。スペルを間違えてしまいました)




試してみてわかりましたが、この英文添削、(私の印象では)あまり使いものになりません。間違っていないはずのところもどんどん「組み合わせが不自然」と判定されます。私のように「なんでよ!あってるやん!」と思える人はいいと思うのですが、「不自然」とか「誤り」とか連呼されたら、やる気をなくしてしまう人もいるかもしれません。

正しい表現を知ることが出来ない上、ダメ出しだけが続きます。実際全然不自然でも誤りでもないのに「不自然です」と指摘され続けたら気持ちが沈むかも・・・。



ただ、お題が沢山用意してあるので、コツコツそのお題に沿って書き続けるとか、何かしらの[書くきっかけ]を探している人にはいいと思います。

実際のところまともな添削はされませんが、書き続けるだけでも、書かないよりはずっといいですから、使いようによっては便利と言えます♪



 

自分の背中を自分で押せる人

子供英語の方は毎週決まった曜日の決まった時間に、子供たち(生徒さん)がうちへ英語のレッスンを受けに来てくれるシステムなので、基本的には週に一度は必ず私と英語を勉強しないといけない仕組みです。プライベートレッスンの場合はキャンセルは前日までは受け付けますが、ご父兄から連絡が無いとキャンセルは受け入れられないので、勝手にキャンセルしてサボる、ということはできません。

一方大人英語の方はスカイプを使ってのオンライン英会話で(ワールドトーク)、予約はレッスン開始の三時間前まで入れられるし、キャンセルは二時間前まで受け付けます。予約をとっておいても、授業開始の二時間前までにキャンセルすれば、ペナルティは全くありませんし、料金も一切かかりません。

便利なのですが、意志が弱いと到底続かないシステムです。今日はちょっとお腹痛いかも?とか、調子悪いかも?と思えばいつでも気軽にキャンセルできます。

或いは、私のレッスンはほぼ宿題がでますから、宿題が出来ていないことで嫌味でも言われては鬱陶しいと思うなら、宿題がちゃんと出来ていない日はキャンセルすればいいのです。ちゃんとできている時だけ授業を受ければ、毎回宿題をする、コツコツ真面目な人というイメージを通すことができるかもしれません♪

ところが、実際は、キャンセルというのはほとんど全くありません。予約を取ってくださるタイミングは色々で、ぎりぎりの方もいれば、とても早めの方もいらしたり、毎週同じ時間でとる方がいらしたり、その時の事情でばらばらな人もいらしたり。

ただ、キャンセルはとにかくとても少なく、皆さん本当に意志が強いのです。例えば、うまく作文が書けるか不安だったり、レッスンの準備がうまくいっていなくて心配だったり、そのような心境を話してくださる方はいらっしゃいますが、それでもキャンセルして逃げることはありません。うまくいっていない、と言いつつレッスンは逃げずに受けるその姿勢は素晴らしいし、私も是非見習いたいと思います。

大人ですから色々言い訳できるはずです。仕事が忙しかったとか体調がすぐれなかったとか。そのうえ、別に近所に住んでいてまた顔を合わすわけでもないのですから、私のレッスンはとっととキャンセルし、別の先生の予約を取りなおせばいいだけなのに、そうせず気が重いまま、私の、準備が必要で面倒なレッスンを受けてくれる方々は、ある意味貴重です!

いつも感心します。そして感謝しています♪
 

宿題が無いレッスンスタイルで受けてくださっている方もいらっしゃいます。それでも私は負荷が足りない、何かが足りない、という印象を受けた方には必ず提案をさせていただくようにしていますから、宿題が無いレッスンをしている方でもレッスン中は充分、ドキドキしたりイライラしたりしていただいているつもりです。(言いたい時に言いたいことを言えない経験をするのは立派な修行だと思います♪)

或いは他のスクールや他の先生とのコンビネーションの中で、ご自身の英語を進化させるべく何らかのプレッシャーのような、エネルギーのような、負荷のような、前進力のような、何かパワーを必要とするような状況を常に確保できるように出来るのが理想的だと思います。


もっとも、ただおしゃべりするのが楽しいだけ、という域に達している方は、その機会をキープするだけで十分なので今はゆったりした英語生活を送っていらっしゃるケースもあるかもしれませんが、その人が今ゆったりできるのは、過去の努力があってこそです。


自分で踏ん張れる人、自分で緊張感を保てる人、自分で勝手に試行錯誤出来る人、そういう人って素敵だなぁ、と思います。






英語ができると、情報をより早くより多く

最近毎日必ず英語に触れるようにしています。TIMEを読む、なんてかっこいいことはしていません。ただネットサーフィンするだけです。

リンクをたどって、三面記事ネタ(特に運動や健康について)、芸能ネタ(ハリウッドスター達のレイバーデイの過ごし方、など♪)、たまに時事ネタ(オバマさん系)などを、動画でみたり記事を読んだりして、1日2時間くらいは割くようにしています。暇つぶしと言われても仕方ないくらいだらだら見続けています。


ついでに日本の新聞記事(日本語)も一日一度は必ずチェックするようにしているのですが、今更ながら、国際ニュースの場合日本語で記事が出るのは明らかに英語のものよりも遅いことがわかりました。

確実に半日以上、時には2日くらいずれていると感じたこともあります。もちろんアメリカのニュースであれば、アメリカで報道されていても、日本で報道されていないこともあるし、日本で重要と認識されているかどうかで、報道具合も違ってくるとは思います。でもそれにしても、こんなに時間差があるとはびっくりしました。
 
ニュースというのはいつも最新のものが報道機関から提供されていると信じ込んでいましたが、そうでもないと気が付きました。(私が読む記事は取るに足らない情報が多いせいもあります)

日本でニュース記事になる前に既に英語でその情報を仕入れ終わっている私って、スゴイじゃないの?!なんて感じたこともあります。

そこで、英語を理解できるからこそのアドバンテージをしみじみ実感。そして大満足♪



そういえば、報道規制が厳しい中国では、真実を知りえるのは外国語を理解できる人だけです。中国語だけでは当局の都合のいい情報しか流されません。日本のサイトもアメリカのサイトも容赦なくブロックされますが、情報が公開されてからブロックされるまでには必ず時間差が生じるので、ブロックされる前に読むことが出来れば、情報を集めることは可能です。(VPNを使えばいつでもつながりますが、私は利用していませんでした)

中国語しかわからなければ、そんな情報があることを実感する機会すらないと思います。新聞は無料で配られ(有料のものもあります)公共交通機関である地下鉄の構内やバスの車内では常にニュースが流れていますから、庶民にとってはそれらが主な情報源です。
 

情報が無いからこそ損をしていると気が付くことすらできない人々が沢山います。


英語が出来ればいろんな情報をいち早く仕入れることが出来ます。何か非常事態があった時にもきっと役立つはずです。




 

上達を実感できるのは初心者の特権

日常的に走る量(トレーニング)を倍に増やせば、その分疲れているはずなのに不思議と、更に早く楽に走れます。いけてるな、という実感は一週間で確認できます。

中国語のレッスンに加え、中国ドラマを日々3時間ほど見れば、これまた途端に中国語の[うろ覚え語彙]を増やすことができます。いけてるな、と実感するには一カ月もあれば十分です。

英語の場合はどうかというと、集中的に取り組んだつもりでもなかなか前進は自覚できません。


走ることと中国語と英語のうち、一番得意である英語はもう既に中級者レベルに達しています(TOEIC880点)。中国語に関してはまだまだ初級者レベルを脱出できずにいます。そして走ることに関しては入門者レベルです。


つまり、中級者以上になってくると前進を実感するのが非常に難しくなってくるんだ、ということを最近つくづく感じています。

きっとコツコツを何年も続けないと、いけてるな、は実感できないんだろうなぁ。



中級レベルからの前進は覚悟をもって、負荷を継続させなければいけません。でも初級者はどんなことでも素直に吸収でき、ちょっとした進歩もうれしい。

これは初級者の特権であるとしみじみ感じつつ、英語力を上げるにはどうすればいいのか、考えあぐねています。(英語の先生なのに!)




流れる字幕をなんとか読み理解する

調べ物をしていて、wiseGEEKというサイトにたどりつきました。ワイズギ―クつまり賢いオタクです。オタクなくらい詳しい情報や解説をという意味のようです。

元々そこで私が調べたかったのは Kettle Cooked Potato Chips です。どういう意味だかさっぱりわかりませんでしたが、ちょっとホームメイド感のある、厚めの武骨なポテトチップスのことをこう呼ぶとわかりました。

このウェブサイトのトップページへいくとまず、画面のようなものが現れ「アメリカでは不吉のサインである黒猫が日本では幸運のシンボルと認識されていることを知っていましたか?」というようなミニ知識が現れます。音声はありません。字幕だけです。(このミニ知識の真偽はさておき)

その、字幕で表されている豆知識が絶妙のタイミングで、現れは消え、現れは消え、を繰り返します。そう多くのパターンは用意されていないのでまた同じものがめぐってきてしまうとは言え、とても簡単な英文でも、ネイティブな速さでどんどん読み進めて行く感覚を味わうことが出来ます。(かなりゆっくりめです)

また、もしこれが時間内に読み切れなければ、それは読むのが遅いということです。一つの目安になります。気分転換に、いいかもしれません♪

リスニング教材は聞き取れても普通の会話は聞き取れない理由

リスニング教材の英語は聞き取れても、実際の会話やインタビュー映像などの英語は聞き取るのが難しいことが多いというコメントを頂戴しました。(Mさん、いつもありがとうございます♪)
 
同感です!中国語教材(検定用の問題集など)のリスニング音源は結構な割合で聞き取れるのに、会話になると全然意味がわからない、と感じることがあります。

[聞き取れない]イコール[音が聞けていない]場合ももちろんありますが、[聞き取れない]時に大きな原因となっているのは語彙不足でもあります。
 
 
私が講師としてレッスン中に話す英語や日本語で気をつけるのは、話す速度、発音のクリアさ、そしてもう一つ重要なのが語彙の難易度です。

知らない言葉は、いくら聞いても意味がわかりません。聞けていないのではなく、意味がわかっていないだけです。




例えば今日、大人レッスンでフリートークをしていた時、私はついうっかり調子に乗って「ありえるね~!」というニュアンスの相槌を、初級レベルのメンバーさん(生徒さん)に対して使ってしまいました。初級者に向かって「ありえるね~!」は、本来ありえません・・・。(実際に使った表現は、”could be~!"です)

「そうですね」(Yes!  That's right!)とか、無難な返事で充分話しは続けることが出来ました。必要以上に難しい言葉を使うのは、混乱を招くしやる気をなくすきっかけになるだけです。便利で使いまわしのきく表現であれば積極的に取り入れ、新しい語彙として蓄積していただきますが、わざわざこのタイミングで取り入れるほどの言い回しでもない ”Could be" を私が使ってしまった理由はただ単なる、不注意です。

この言葉はとても短いし、単語自体は簡単だったんで、それはどういう意味ですか?と聞き返してくださり、結局解説しました。このメンバーさんがこの言葉の意味がわからなかったのは、私の不注意による言葉の選択ミス、ただそれだけです。申し訳なかったなぁ、と思っています。




例えばもう数年前ですが上海で日本語を教えていた時のこと。とても赤いものを表現する時に、うっかり[真っ赤な」と言ってしまいました。この言葉を初級の学生さんは知りません。教科書に出てこないからです。赤い、青い、白い、などの色の表現は知っていますが、[真っ赤な]は知らないし、聞いただけでは[赤い]と[真っ赤な]の意味が同じ[赤]を示すことなど推測できる学生さんはいないはずです。

私が「真っ赤な」と言ってしまったその瞬間、みんなの目が丸くなり、よく発言する一人の学生に「真っ赤な、は何ですか?」と聞かれて「え?こんな簡単な言葉知らないんだ!」と驚いたのを覚えています。

教科書を使って言葉を学んでいる人に対して「この言葉は日常よく使うから」とか「子供でも知っているはずの言葉だから」などという理屈は通用しません。

教科書に出てくる言葉以外は知らないのが前提なので、講師は教科書の中に出てくる言葉や文法を使って話をするべきなのです。そうするとよく通じます。学生たちが何を知っていて何を知らないかをきちんと把握し、知っている事柄を使ってうまくやりとりできるのが、よい講師の条件です♪




例えば私が毎朝受けている中国語のレッスン。時々、頭が真っ白になるくらい相手の言っている中国語がわからない時があります。「え?何?全然わからない!」と私が訴えると大抵は「あ、ごめんごめん、これは私が悪い」という返事が返ってきます。つまり聞き取れないのは話す側の中国人の言葉の選択ミスであり、聞く側の日本人(私)のせいではなく、もっと簡単な表現を使うべきであった、ということです♪

いまだによく覚えているのは、照明器具の不具合の話です。「照明器具の不具合」と言われても私はわかりません。ただ、「電気が壊れた」と言ってくれれば私でもわかります。簡単な言葉を使ってもらえればわかるのです。小さい子供に説明してあげるのと同じです。相手にわかるように話す努力が、話す側に求められることもあるのです。話がうまく通じない時、聞く側に問題があるとは限りません。
 
 
 
 
最後に、例は悪いですが、「お座り!」で座れる犬でも、「ちょっと座ってごらん♪」なんて優しく言ったのでは、座れっこありません。全く同じ意味な上、丁寧な表現なんだから、更に座る気になるはずでしょう!?なんてことはありません。お座りという表現しか知らないのだから同じ言葉で指示してやらなくては気の毒なのです。




どんな言葉や表現も聞き取り理解できる語学力というのは、本当に高度な語学力だと思います。

音を聞き分ける耳もいります。ちょっとした癖やアクセントの違いにもめげず、自分の知っている枠からはみ出た構造の文章が聞こえてもへこたれない図太さや勘の良さもいります。そして聞こえてきた文章の切れ目がわかり、内容を理解するためには語彙も必要です。

語学はどこまで行っても「井の中の蛙」感があります。或いは頂上の無い山を登り続ける無謀な登山的感覚もあります。登っても登っても素晴らしい景色は見えません。随分上ったはずなのに、思い描いていたほどのいい景色はいつまでたっても見えてこない・・・。



英語も中国語も中途半端なので、達成感を味わうため資格試験を受け続けるばかりです。



もうそろそろこの辺で、なんて納得できる時がくるのかな~。




自然な発音ほど実は不明瞭

ネットでニュースを見ているとランダムに表れる広告の数々。私が英語関係の言葉を多く使うせいか、英作文の指導、英会話の指導、英語の教材、などの広告がしばしば現れます。そのうちの一つ、モゴモゴバスターという広告がちょっと面白いのです♪

外国人は普段会話する時、くっきりはっきりゆっくりと英語を話すことなど無く、[モゴモゴ]しゃべるのが一般的だ、というところに着目した教材の宣伝です。

日本人でも確かにモゴモゴ話す人はいます。私はどちらかというとはっきり話す方ですが、早口だったり声のトーンが低かったり、口をほとんど開けないで話す人の言葉はとても聞き取りにくいものです。


ネイティブは本来、通常どんな英語を話すのかということで、広告ページ上で、実際の音声が公開してあります。クリックすると、とっても自然な[モゴモゴ]英語が聞こえてきます。

と言っても、英語を聞き慣れている人ならば誰もが聞き取れる、ごくごく一般的なレベルの、どちらかというと普通のネイティブスピート英語なのですが、確かに一語一句はっきり発音されているわけではないので、慣れていないと聞きづらいかもしれない英語です。

早速、娘(日頃からアメリカのサスペンスなどフツーに見ていた英検1級ホールダー。しかし今となっては過去の栄光。英語力は落ちる一方と残念がっている普通の日本人女子中学生)と一緒に聞いてみました。私が「ん?」と思ったのは12題あるうちの2題。娘は1題のみ3回聞き直しました。そして二人とも結局、12題全部、何と言っているのか字幕なしで理解することができました。



結局、リスニング教材の英語と、モゴモゴ英語の何が違うかというと、使っている言葉自体が違うような感じです。例えば、「違う」と言うところを「ちゃう(関西弁)」と発音しているような感覚です。「これでいいの?」が「これでいいん?」だったり「早めに行っておこう」が「早めに行っとこ!」になるような感覚です。

スピードが速いとか、強弱があるとかいうより、もう完全に発音自体が変化してしまっています。いくら早口で「行っておこう」と言っても「行っとこ!」にはなりません。ちょっと音を変化させたり一体化させてこそ「行っとこ」になります。


そしてこの広告は教材の広告なので、教材購入へ導くためのうんちくが続きますが、うんちくは一理あったりなかったり。少なくとも私達親子はこの手のモゴモゴを聞きとれるようにという特別な訓練は何ひとつしていませんが、わかるようになりました。数聞けばパターンが自然と頭に入るのかもしれません。

ただ、数多く聞く時間が無い人や手間を省きたい人は、パターンを暗記するという作業を経ることで聞き取り力がよくなる可能性は充分あります。(I'm going toはアイムゴナになることがある、というようなパターン学習)


ただ、言葉は生き物です。時に魔物と思えるくらい。いくらパターンを学んでも、パターンを超えた変化をすることも多々あります。その上、「こういう傾向にある」とか「こう発音されることが結局多い」というパターンまで頭に入れようと思うと、ある程度の努力は必要になってきます(暗記作業)。また、そのパターンを充分数多く頭に入れたつもりでも尚且つ、人により、状況により、感情により、地域により変化するのが言葉というものですから、パターン習得だけでカバーしきれないところは結局場数を踏むことで慣れるしかないような気がします。



とにかくこのモゴモゴバスター宣伝ページの音声は、聞いてみる価値はあります♪ 面白いです♪


引いてみること、大きくとらえること

最近自分自身も、そして大人英語のみなさんにも強く意識していただきたいと思っているのが「ひいてみる」「状況を大きくとらえる」ことです。

 私自身がそれを強く意識するようになったきっかけの一つはTOEICです。細かいところに注目(執着)しすぎると正解が見えてこなかったり、或いはわかっているはずなのになぜか思い出せなかったり。近すぎて見えないことってあるんだなぁ、と引くこと(カメラアングルを引く)の大切さを痛感しています。
 
リーディングでもリスニングでも同じですが、リスニングだと顕著です。



 
英語で話している時、うまい日本語表現が浮かべば浮かぶほどそれに対応する英語表現は浮かんできません。「すごい!うまく切り抜けたね!」という日本語が浮かんでしまったら最後「切る?抜ける?切り抜ける・・・?」となります。

話している相手が目の前で私の言葉を待っているわけですから焦ります。そこで焦っていないでアングルを引きます。「すごいね」だけ言えればいいか。「切り抜けた」なんて言わずに「よくやったね」とか「(無事)終わったね」でもいいか、と即座に妥協し、結局口にする英語は、”All right!  You did it!"という何の変哲もない言葉となります・・・。情けないけど仕方がない。これが今の私の実力。




TOEICリスニングテストでは、聞こえたてきた言葉がそのままそっくり正解選択肢に含まれていることはありません、例えば「大量に発行しすぎた」だったら「余った」という表現になっていたり、「気温が下がる」だったら「暑さが和らぐ」になっていたり。だからこそ「大量」というキーワードに着目しすぎたり、「気温」や「下がる」ばかりに注目しすぎると、選択肢から正解を見つける時に一瞬戸惑ったり「あれ?ないやん?!」と焦ります。
 
ここで「ちょっと引いてみる」ことが大切になります。状況を正確にとらえていたら、一つ一つの表現に執着しすぎずに済みます。





昼間レッスンの合間に居眠りしながら解いた昨日のリスニング問題は点数換算すると400点でした。15分ほど寝て復活したのち、夜また解き直したら満点でした。コンディションによってこんなに違うなんて驚きました。体調、しっかり整えておかなくっちゃ!